一年の計は元旦にあったりなかったり

『一年の計は元旦にあり』

一年の計画は元旦に立てて
一年有意義に過ごしましょう!
という意味だと思っていた

しかし

今年、とあるメルマガに

一年の計の「計」の解釈が
「計画」の「計」ではなく
「合計」の「計」というのがあって

『一年の合計したことが元旦に起こる
元旦は一年のフラクタル(鋳型)である』
という説に、妙に納得してしまった

あわただしい元旦を過ごした人は

あわただしく日々を過ごし

年末に、あわただしい一年だったと振り返る。

元旦にのんびりしてた人は

のんびり日々を過ごし

ああ、のんびりした一年だったな、と振り返る。

元旦はお参り三昧という人は

お参り三昧の日々を過ごし

一年をありがたやと振り返る

元旦って
1月1日の午前中のことらしいので

かなり短い!

まあ、一年の中には
元旦にやることもあり

やらないこともあり

一年の計は元旦にあったりなかったり…

出て来る出来事を
愛でて楽しむ日々でありたいな、と。

夏ごはん

まだ梅雨明けではないが
今日の雨は
梅雨の雨というより
夏のスコールのようだった

そんな日の晩ご飯は
サラメシならぬ
サマメシ(Summer-meshi)?

黒豚ミンチの麻婆豆腐
キュウリのなんちゃってヌカ漬け
かぼちゃの煮付け
トマト(切っただけ)

そして
あつあつご飯に
梅干しを混ぜただけの
うめごはん

食欲をみたす
いつもの夕ご飯だ

満月に

月曜から
晴れが続いているが
おいそれと
梅雨明けと言う訳には
いかないらしい

クマゼミは
ワシワシとうるさい

南の海に発生した
台風の動きが微妙だ

そして
満月

梅雨の晴れ間の
貴重な文月の満月に
人は何を願うのだろうか

あいにく雲が厚くなり
月の姿が望めない…

マンゴープリンに
感謝の祈りを捧げて
ぷるんと食べた

それからの半夏生

半分白いから半夏生
半夏生が咲くから
半夏生という季節

その
半分白い半夏生は
やがて
季節がすすむと

色白の肌は陽に焼けて
濃い緑色の葉になり
白いか弱い花も
硬くピンっと立っている

すっかり
暑くなってくると

涼しげだった半夏生の
半分白い葉っぱを
ちょっと
懐かしく想い出してしまう

あの頃はまだ良かった

過ぎ去った記憶は
いつも美しく見えがちだ

目の前の
鮮やかな緑色も
やがて
ここにはない記憶色になる

雨に歩けば…金柑の花が咲いているよ

昼休み
雨の中、散歩がてら
コンビニまで

途中
ちょっと
甘〜い香りが

雨の中でも
わかるくらい甘い香り

おおっ
これは
金柑の花ではないか、と

金柑の花が
こんなに甘い香りとは
今まで氣づかなかった

真っ白な
星のような可憐な花が
雨にもめげず
可憐に咲き誇っている

みかんの花にそっくりだ

みかんの花は
ネロリという
アロマエッセンスになる

朝のうちに花を手摘みし
エッセンスはわずかしかとれないので
超高級品なのだそうだ

金柑のアロマエッセンスが
あるかどうか知らないが
なんだか
お金持ちになれそう…

柑橘系の香りは
人を幸せにする秘密のエッセンスだ

小暑

小暑(しょうしょ)は、
二十四節気の第11。
六月節(旧暦5月後半から6月前半)。

現在広まっている定気法では
太陽黄経が105度のときで
7月7日ごろ。

暦ではそれが起こる日だが、
天文学ではその瞬間とする。
恒気法では冬至から13/24年(約197.84日)後で
7月7日ごろ。

期間としての意味もあり、この日から、
次の節気の大暑前日までである。

以上出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

ということで
2019年の小暑は7月7日

セミも鳴き始め…というより
今日は
思いっきり鳴いていた

彼らは
ただ1週間の地上を
鳴く

人間は
晴れたら暑い
降らないと蒸し暑い
と言う

まあ、
どちらにせよ
この季節

出掛ける時には
お帽子を忘れずに…。

半夏生

数年前の今頃
京都の両足院の
半夏生(はんげしょう)を
観る機会があった

上部の葉が数枚白くなり
これと向かい合って花穂を出し
白い小花が咲く

半夏生のころ咲くからとも
葉の下半分が白いので
半化粧の意ともいわれる

七十二候の一つ
半夏生(はんげしょう)は
半夏ともいう

夏至後10日目から小暑の前日までらしいが
現行暦では太陽の黄経が100°に達する日
(7月1日か2日) を半夏生とし
雑節の一つとして記載しているそうだ

半夏生という季節が先か
半夏生という植物が先か
言葉の由来は
ゆらゆらあいまいなものらしい

また「半夏半作」といって
この日以後田植えをしても収穫が少いとし
この日を田植え終了の祝日とした地方も多いとか

麦を刈り
苗代を作り
田耕し水を張り
田植えを終えて
ホッと一息つく時季なのだろう

余談だが
両足院で半夏生を観たあと
会社の近所で
半夏生を見つけ
しげしげと眺めていたら
「お分けしましょうか」
と奥さんに声を掛けられ
数本いただいた

庭に植えてみたが
根がつかなかった

半夏生の横を通る度に
奥さんが現れやしないかと
ヒヤヒヤしてしまう

半夏生は
蒸し暑いこの季節に
涼しげな風情を楽しむ植物である

そういえば、水無月

今日は6月30日
一年の半分が終わる日

いわゆる
夏越の大祓

昔むかしは
疫病など流行って
大勢の人が死んだのだろう

神様がある日
こっそり人間の姿をして
疫病退散の方法を教えに来た

わざと
貧乏人の格好をして
ある兄弟のそれぞれに
一夜の宿を乞う

お金持ちの弟は
貧乏人の身なりをみて断り

貧しい兄は
こころよく泊めてくれ
精一杯のもてなしをした

神様は
一夜の宿のお礼に
茅の輪を渡し
これを身につければ
疫病にかからないと告げて去った

日本各地の神社で行われる
茅の輪くぐりや
山車で練り歩く祇園祭などは
この伝説がもとになっているらしい

そういえば
6月30日に水無月という菓子を食べて
邪気を払うというのがある

水無月を買い忘れてしまった

ストックしていた
くず饅頭で代用してみる

茅の輪のように見えなくも無い…