すみれのように微笑む彼女

土曜日に
とあるセミナーで
素敵な笑顔の女性と出会った

偶然隣の席に座って
初対面でやや緊張しつつ

その微笑む目が
なぜか
懐かしい氣がした

ああ
こんな人が待っててくれたら…

もし、私が旦那だったら
早く家に帰って
「おい、飯にしてくれ」
とか言いたいな、とか

もし、子どもだったら
家に帰るやいなや
エプロンにぎゅーっと顔をあてて
その日あったことを
話しまくるだろうな、とか

勝手に想像していた

早春の野に咲く
すみれの花のように

まわりの人を
ほっと
あたたかな氣持ちにさせる
微笑み

小さな小さな
すみれの花に
私は
何度、はげまされただろう

すみれのように微笑む彼女を
なぜか
懐かしいと思ったのは
そのためか

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