平成最後のリサイクル当番

平成最後の日に

隣組のリサイクル当番が廻って来た。

 

ペットボトル、缶類、ビン類、

布類、紙類、段ボールetc.

細かい決めごとがあるが

皆さん、ちゃんと守って

持って来た人が

粛々と

決まったところへ

置いて行かれる。

 

すばらしい。

 

父が亡くなってから

10年

年に1、2回の当番に

立っている。

 

当番は

二人なのだが

 

私は、一人立っていた。

 

今日は昨日からの雨で

紙類は無いから

まあ、ラクと言えば

楽だったが…

 

私は、一人立っていた。

 

リサイクルを持ってくる

おじちゃんおばちゃんが

声をかけてくださる。

 

「あら、一人なの?」

 

相方の出席率は

この10年で50%。

 

平成最後も

やってくれた。

 

ここだけの話だが

彼は

元職員だ。

 

ご近所さんは

知っている。

 

そして彼は

今年も

平成最後も

あやまりの電話を

かけてくることはなかった…。

 

「平成最後のリサイクル当番」への2件のフィードバック

  1. 何だかちょっと切ないのに、
    ともこさんの愛を感じる。
    なぜ、今この平成から令和の時に
    ともこさんと再会したのか、
    分かったような気がする。
    神様に感謝です。

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