食堂の魔法使いが
ひと月ばかり遠出する
おるすのあいだ
なつめ
と
はぎ
の2鉢を預かることになった
どちらかというと
私は
植物を育てることが
苦手だ
はっきり言うと
枯らし名人の域だ
魔法使いの家には
魔法使いの家らしく
猫が数匹住んでいる
…猫は論外だが
植物なら
なんとかなる
と思われたのか
「朝、水を一杯遣るだけだから」
と魔法使いは
簡単に私に2鉢預けたが
朝の、その一杯の時間すら
取れるかどうか…
私の朝はあわただしいのに
まあ
今朝はなんとか
無事水遣りをしてから
出掛けた
なつめは
小さい花を
いくつかつけていた
昨年は
一つか二つか
実をつけたそうだ
帰宅すると
薄暗い玄関先に
なつめとはぎが待っている
「ただいま」
と声を掛ける私がいた
ひと月のあいだ
よろしくお願いします、ね。
追伸
ブログの日付を
過去にする魔法を
エンジェルに教えてもらった
この世には
私の知らない
優しい魔法があふれている